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篠田桃紅(1913-2021)


 1913年 3月28日、旧満州国大連に生まれる

 1919年 この頃、書き初めで初めて筆と墨に触れる

 1940年 初めての個展「書」(鳩居堂、東京)

 1945年 既成の書の形にとらわれない墨による新たな形を心に思い描く

 1953年 毎日書道展の審査員を務める(2回)

 1954年 「日本現代書道展」(ニューヨーク近代美術館)
       サンパウロ市400年祭の日本政府館
       [丹下健三設計]の為に壁書<花の歌>
       [三好達治の詩「石の上」の一節]を制作

 1955年 「日米抽象美術展」(国立近代美術館、東京)
       「現代日本の書・墨の芸術ーヨーロッパ巡回展の国内展示」
       (国立近代美術館、東京)
       ワシントン州国際見本市日本モデルルーム[剣持勇設計]の為
       に壁書<炎・氷>を制作
       ヘルシンボール生活文化展(スウェーデン)日本館[剣持勇設計]
       の為に壁書[詩]を制作

 1956年 個展(養清堂画廊、個展)
       渡米、ニューヨークに滞在
       個展(スエゾフ・ギャラリー、ボストン)

 1957年 個展(アート・インスティチュート・オブ・シカゴ)
       個展(バーサ・ジェイファース・ギャラリー、ニューヨーク)
       個展(タフト美術館、シンシナティ)
       個展(ギャラリー・ラ・ユーヌ、パリ)

 1958年 個展(ジェファーソン・プレイス・ギャラリー、ワシントン)
       帰国

 1959年 個展(パレ・デ・ボザール、ブリュッセル)
       「白隠、志功、桃紅・南谷4人展」
       (クレラーミュラー美術館、オテルロー)
       「現代日本絵画展」(中南米巡回)
       4月から延べ2年3ヶ月に渡り朝日新聞日曜版の為に"旅"の字を書く

 1960年 フィラデルフィアから来日した刷師アーサー・フローリーの勧めで、
       このころよりリトグラフを制作し始める

 1961年 「ピッツバーグ国際現代絵画彫刻展」で特選を受賞
       (カーネギー・インスティチュート)
       「現代日本絵画展」(アカデミー・デル・クンスト、ベルリン)
       第6回サンパウロ・ビエンナーレ招待出品

 1962年 「近代日本の造形 絵画と彫刻」(東京国立近代美術館)

 1964年 国立屋内競技場貴賓室の為に壁画を制作(東京)

 1965年 個展のためニューヨークに半年滞在。
       個展(べティー・パーソンズ・ギャラリー、ニューヨーク)
       国立京都国際会館[大谷幸夫設計]2階ロビーにレリーフ<展開>
       と壁画<出遇>を制作

 1966年 個展(レツィルクザムト・フォン・ベルリン)
       第1回ジャパン・アート・フェスティバル
       (ニューヨーク、シカゴ美術館)
       カナダ・モントリオール万国博覧会日本館[芦原義信設計]
       中央展示室壁画<みなも>を制作

 1967年 「ROSC’67(第1回展)世界50人展」
       (ロイヤル・ダブリン・ソサエティ、 ダブリン)

 1968年 個展(べティー・パーソンズ・ギャラリー、ニューヨーク)

 1971年 個展のためしばらくニューヨークに滞在
       個展(べティー・パーソンズ・ギャラリー、ニューヨーク)

 1972年 個展(日本橋高島屋、東京)

 1973年 「戦後美術の展開ー抽象表現の多様化」展
       (東京国立近代美術館)

 1974年 増上寺[日新設計(斎藤智正)設計]大本堂、ロビーの為に壁画を、
       道場の為に襖絵を制作

 1977年 個展(べティー・パーソンズ・ギャラリー、ニューヨーク)
       ワシントン駐米大使公邸[吉田五十八設計]の為に壁画を制作

 1979年 随筆集「墨いろ」で27回日本エッセイスト・クラブ賞受賞
       「岡田・篠田・津高[20世紀日本抽象絵画三人のパイオニア]展」
       (フィリップス・コレクション、ワシントン 以降米巡回)

 1982年 個展(ギャルリー・ところ、東京)

 1986年 個展(ギャルリー・ところ、東京)

 1989年 個展(有楽町アート・フォーラム、東京)
       「絵画と文字:かかれた文字/書かれた絵」(北海道立函館美術館)

 1992年 回顧展「篠田桃紅 時のかたち」(岐阜県美術館)
       「書と絵画の熱き時代・1945ー1969」
       ((財)品川文化振興財団 O美術館、東京)

 1993年 トールマン・コレクションによる回顧展
       「篠田桃紅ー新たなる認識」(銀座三越、東京)
       個展「書」(日本橋丸善、東京)
       御所 御食堂の為に絵画を制作

 1994年 「戦後日本の前衛美術展」(横浜美術館)
       その後グッゲンハイム美術館(ニューヨーク)で巡回展

 1995年 「戦後文化の軌跡 1945ー1995」展(目黒区美術館 他巡回)

 1996年 福岡RKB放送センター、ロビーに壁画を制作
       読売新聞朝刊に作品連載 97年4月まで。
       個展(シンガポール国立近代美術館)

 1997年 個展(鎌倉画廊、東京)

 1998年 個展(アネリー・ジュダ・ギャラリー、ロンドン)
       NHK BSスペシャル「墨いろに心を託してー抽象画家 篠田桃紅」放映
       スミソニアン・サクレア・コレクションにリトグラフ作品収蔵
       個展(鎌倉画廊、東京)

 2015年 『一〇三歳になってわかったこと』が45万部を超えるベストセラーになる

 2021年 3月1日老衰のため東京都青梅市の病院で死去 享年107歳
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