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ジャン フサロ
Jean Fusaro(1923− )

リヨン派の巨匠として仏・リヨンで現在も活躍。
世界中から愛されている独特の柔らかなタッチで描く彼の
作品はパリ市立美術館をはじめ、ニース、トゥールーズ、
ナンシー等各地の美術館に所蔵されている。
また、地方議会の要請によりリヨン近郊のサン・ジャック
・デザレ教会の壁画の制作を手がけるなど、画家として充
実した年数を経るごとに彼の作品は市民生活の中に溶け込
んでいる。
初期は、南仏、ポルトガル、ヴェニスを好んで描いたが、
その後パリをはじめとするフランス各地の街並を独特の柔
らかいタッチで表現している。
白を基調とする洗練された色彩を奔放な躍動感のある筆勢
にのせて描き出す風景は、詩情とリズムに満ち、繊細かつ
洒脱な空間を構成している。
日本では山形美術館、愛知県美術館、大分県立美術館、サン
リツ服部美術館などの買上げを受けている。
多彩な創作の一端として、ローザ ンヌのトノン・レ・バン校
のモザイク壁画、コレットの著作「紳士クラブ」の挿絵など
が 知られている。
近年には地方議会の要請により、リヨン近郊にあるサン・ジ
ャック・デザレ教会の壁画の制作を手掛けるなど、充実の
一途にある。
フランスのみならず、現代具象画の 第一級作家としてその
作品は愛されている。

ジャン フサロ年譜

1925 フランス、マルセーユに生まれる

   リヨン美術学校3年間学び、数多くの職業を転々と
   した

1947 リヨンで初の個展を開く

1951 マントン・ビエンナーレに参加

1953 フェネオン賞を受賞、その頃から絵に専念する

1955 米・キャサーウッド賞受賞

1957 マルセーユ市大学賞、エコール・ド・パリ展出品

1962 シャルル・モルレ賞(青年絵画展)受賞

1973 サン=ジャン=アン=ロワィヤン賞受賞

1977 ポール・ヴァレリー美術館にて回顧展開催

1993 ラウロア・ラヴェル城にて回顧展

2003 リヨンのアカデミー名誉会員となる

2009 ローヌ地方・ヴルル市の依頼でサン・ジャック・
   デザレ教会の ステンドグラスを制作
   ヴルル市名誉市民となる

2010 サン・ジャック・デザレ教会のため5年の歳月を
   かけたキリストの説話画を完成

2011 メゾン・フォルトにて回顧展
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