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ジル ゴリチ
Gilles Gorriti(1938−2019)


1938 ポール・アイズピリの長男としてパリに生まれる

1955 グランド・ショミール・ジュリアン教室にて学ぶ

1956 アントラル賞展に出品
   モルヴァル画廊にて個展

1957 青年絵画展に出品
   サロン・ドートンヌの会員となる

1958 ギャルリ・ぺトリデスにてグループ展参加
   (59・62)
   フェリス賞を受賞

1962 青年絵画展入選

1965 この年より、東京・国際形象展出品

1971 ギャルリ・ジュルネにて個展

1976 パリ・サロン・ドートンヌ展出品

1978 ギャラリーためなが東京で初個展
   以来日本での評価が高まる

1981 父・アイズピリとともに来日

1983 アメリカ、ウォリー・フィンドレーギャラリー、パリ
   支店にて個展を開催
    引き続き、アメリカ各地(ニューヨーク、シカゴ、
   ロスアンジェルス、パームビーチ)同ギャラリーに
   て個展を開催

1986 再来日

2012 フランス・Musee Guetharyにてジル・ゴリチ展開催

2019 1月16日逝去、享年79歳
   葬儀は21日、パリ・ノートルダムデション教会にて
   行わたれ、モンパルナス墓地に埋葬された

ゴリチは、フランスのバスクの血をひく家系に育ち、バスク
の精神を大切にしている。また、音楽に造詣が深く、ピア
ノやギター、ハープを弾きこなし、その音楽やバスク文化
の影響が、彼の創作に重要な役割を担っている。ゴリチの
作品は、静物や室内風景のなかに、彼の豊かな感性や精神
、制作過程の心の葛藤や感情といった心象風景が見事に投
影され、美しいニュアンスのある色彩とディティールを生
み出し、具象から半抽象へと昇華。自己の内省と駆り立て
られる創作への衝動が、時に雄弁に、時に寡黙に表現され
、現代作家のなかで稀有な力量を持つ作家として、世界的
に認知されている。
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