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ジムダイン
Jim Dine(1935- )


 1935年 オハイオ州シンシナティの木工道具店主の家庭に生まれる
       シンシナティ大学、ボストン美術館芸術大学、オハイオ大学で学ぶ

 1959年 ニューヨークのジャドソン・ギャラリーでのハプニングでデビュー

 1960年 ハプニング《微笑む労働者》を上演(ジャドソンギャラリー、NY)
       (画家の制作の場面を公開するもの)

       オルデンバーグと共に部屋にスラム街からの廃品と裸の女性を押し
       込めて、様々なパドーマンスを行うハプニングの《レイ・ガンシアター》
       ラッシュ時のさまざまな音や車についての朗読などのさまざまな
       音の重なりで構成する《カー・クラッシュ》を行う

 1960年 ラウシェンバーグらと知り合う
       版画やキャンバスに立体物を結合したダダ的な手法の作品も手掛ける

 1962年 キャンバスに虹のようなカラフルな抽象的下地を描き、そこに金属の
       棒を添えつけ、棒からは大小のブラシを垂らした《子供の虹の小部屋》
       リトグラフによる最初の《道具》を制作

 1963年 グッゲンハイム美術館で開催された「6人の画家とオブジェ」展にて展示

 1964年 《バスローブ》の制作を始める、ヴェネツィア・ビエンナーレ参加

 1967年 ロンドンにて版画制作を集中的に行う

 1970年 ホイットニー美術館にて回顧展開催、翌年アメリカへもどる

 1970年 学生時代以来の人物画を手掛け始める
       その後、人物像の代わりに、靴、ネクタイ、衣服などの人体と関係のある
       ものからそこにはない人体そのものを想起させる作品を手掛ける

 1978年 ニューヨーク近代美術館にてエッチング作品の個展開催

 1979年 キャンバスにバスローブを描くことで人物像の代わりとした大作
       《シオン山をめぐる絵画》を制作
       4枚のキャンバスが組み合わされ、それぞれ異なるポーズ(バス
       ローブのみ)が、バスローブの量感や形体の違いを相互に対照する

 1980年 アメリカ芸術文学アカデミー&インスティテュートのメンバーに選ばれる

 1990年 日本で初めての回顧展「ジム・ダイン」開催
       (伊勢丹美術館、国立国際美術館を巡回)

 1996年 「ジム・ダイン展―身体の比喩」を開催
       (宮城県美術館ほか日本国内を巡回)
 1997年  ヴェネツィア・ビエンナーレに参加」

 2003年  ランス芸術文化勲章受賞

 2004年  ナショナル・ギャラリー(ワシントンD.C.)にてドローイング展開催

 2010年  シンシナティ美術館芸術賞
        ニューメキシコ大学アートカレッジ タマリンド・インスティテュート
        「リトグラフの遺産」賞 受賞
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