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大矢十四彦(1940- )

1940 新潟県長岡市に生まれる
   (兄は日本画家の大矢紀)

1962 東京芸術大学日本画科卒業
   第5回新日展に初入選

1966 父大矢黄鶴亡き後院展を活動の場とする

1968 日本美術院院友に推挙

1972 今野忠一に師事

1996 第81回院展奨励賞

1998 文化庁主催第31回現代美術選抜展招待
   (第34回招待)

2000 第85回院展奨励賞

2001 第86回院展奨励賞

2003 第88回院展奨励賞

2004 第59回春の院展春季展賞
   第89回院展奨励賞

2005 第90回院展奨励賞

2006 第91回院展奨励賞

2008 第63回春の院展奨励賞
   第93回院展奨励賞

2013 紺綬褒章授与される

2017 日本美術院招待に推挙される

院展入選38回、日展入選2回、春の院展入選34回
院展奨励賞5回、春の院展奨励賞5回受賞

現在、日本美術院特待
院展常務理事今野忠一門下

風景画から描き始めたあと、子どもを中心とした人物画
を約10年、その後、ギリシャ神話をモチーフにし、さら
に10年間ほど毎年のようにスペインへ取材に訪れ、トレ
ドの丘やアンダルシアの風景を描き、イタリアやフラン
スへも足をのばした。
2000ころから一転して青森県の旧三厩村(みんまやむら)
の漁港で、漁業を営む人たち姿や捨てられた木造船など
を描き、新潟県村上市の荒井浜を描いたこともある。

展示作品全体を通して白を基調にした作品が多い。
「白が好きで、胡粉(ごふん)の白でもっときれいな白
が出ないかと描いてきた。
いまだにきれいな白が出ない」と大矢十四彦は語る。
ここ10年ほどは花鳥が多く描いている。
約400年の歴史がある流派「琳派(りんぱ)」が好きで、
「もうしばらくしたら花だけを描きたい」と大矢十四彦は
語る。
「花はきれい過ぎるからそれ以上の美しさを表現するの
は難しい」と語る。

母が与板へ戻って出産したため、与板の生まれ。
戦時中も与板に疎開したことがあり、近くの川でおぼれ
ていちばん上の兄が差し出した板につかまって九死に一
生を得たことを覚えている。

個展
三越(日本橋・新宿・新潟)銀座松坂屋、大和(新潟・上越・長岡)
大丸心斎橋、近鉄百貨店 阿倍野 弥彦美術館、 銀座画廊宮坂
相模屋美術店、岐阜長江洞、ギャラリー万代島、長岡近代 等

作品収蔵
新潟県立近代美術館・天童市美術館(山形県)・河口湖美術館
(山梨県)山中湖高村美術館(山梨県)・大三島美術館(愛媛県)
北澤美術館(長野県)・成田国際空港(千葉県)・西堀榮三郎記念
探検の殿堂(滋賀県)・知足美術館(新潟県)・良県立万葉文化館
吉野石膏美術振興財団・新潟日報社・郷さくら美術館(福島県)
新潟県長岡市役所等ど
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