斎藤真一

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瞽女の海底をさ迷うような情念世界を具現化した画家斎藤真一
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斉藤真一「イタリアの楽師(油彩10M)」
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 作家名 斎藤真一
 制作年 1959年
 技法 キャンバスに油彩
 絵サイズ 10号M(縦33.3X横53cm)
 絵の状態 表面にヒビ有
 額サイズ 縦47.8X横67.5cm
 額の状態 ほぼ良好
 サイン 斉藤真一油彩筆サイン
 額の仕様 黒木生地額縁
格安卸価格46万円
税込496,800円

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斉藤真一

斉藤真一「パンパネイラの町(油彩3号)」
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 作家名 斎藤真一
 制作年 1979年
 技法 板に油彩
 絵サイズ 3号(縦27.3X横22cm)
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦37X横42.5cm
 額の状態 若干傷有
 サイン 斉藤真一油彩筆サイン
 額の仕様 黒木生地額縁
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斉藤真一

斉藤真一「古い街角のヴァイオリン弾き(油彩4号)」
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 作家名 斎藤真一
 制作年 1990年
 技法 板に油彩
 絵サイズ 4号(縦33X横24cm)
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦45X横34.6cm
 額の状態 ほぼ良好
 サイン 斉藤真一油彩筆サイン
 額の仕様 黒木生地額縁
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斉藤真一

斉藤真一「紅い陽の川(越後瞽女日記)」
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 作家名 斎藤真一
 技法 板に油彩
 絵サイズ サムホール(縦22.7X横15.8cm)
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦31X横38cm
 額の状態 ほぼ良好
 サイン 斉藤真一油彩筆サイン
 額の仕様 黒金額縁
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斉藤真一

斉藤真一「津軽の女(油彩6号)」
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 作家名 斎藤真一
 制作年 1968年
 技法 キャンバスに油彩
 絵サイズ 6号(縦40.9X横31.8cm)
 絵の状態 良  好(僅かにヒビ有)
 額サイズ 縦57X横48cm
 額の状態 新  品
 サイン 斉藤真一油彩筆サイン
 額の仕様 黒装飾額縁
格安卸価格売却済

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斉藤真一

斉藤真一「雪の越後路」
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 作家名 斎藤真一
 制作年 1977
 技法 木版画に手彩色
 絵サイズ 縦35.8X横25.5cm
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦56.5X横45.9cm
 額の状態 新  品
 サイン 斎藤真一鉛筆サイン
 落款 朱落款
 制作 高見澤研究所
 彫師 菊田幸次郎
 刷師 佐藤勘次郎
 発行 毎日新聞社
 額の仕様 黒木地額縁
 マット 麻布マット
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斉藤真一

斉藤真一「吉原の女(素描)」
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 作家名 斎藤真一
 技法 紙に鉛筆
 絵サイズ 縦18X横13cm
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦50.5X横40.5cm
 額の状態 ほぼ良好
 サイン 斉藤真一鉛筆サイン
 落款 朱落款
 額の仕様 焦茶色額縁
 マット ベージュ布マット
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斉藤真一

斉藤真一「日傘」
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 作家名 斎藤真一
 技法 リトグラフ
 絵サイズ 縦45X横35cm
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦71.8X横60cm
 限定 200部
 額の状態 新  品
 サイン 斎藤真一鉛筆サイン
 落款 朱落款
 額の仕様 木地焦茶色額縁
 マット 白紙マット
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斉藤真一

斉藤真一「赤いスカーフの女」
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 作家名 斎藤真一
 技法 リトグラフ
 絵サイズ 縦44.2X横35cm
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦70.2X横60cm
 限定 200部
 額の状態 新  品
 サイン 斎藤真一鉛筆サイン
 落款 朱落款
 額の仕様 木地焦茶色額縁
 マット 白紙マット
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斉藤真一

斉藤真一「赤い舞台」
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 作家名 斎藤真一
 技法 リトグラフ
 絵サイズ 縦45X横35cm
 絵の状態 良  好
 額サイズ 縦71.8X横60cm
 限定 200部
 額の状態 新  品
 サイン 斎藤真一鉛筆サイン
 落款 朱落款
 額の仕様 木地焦茶色額縁
 マット 白紙マット
格安卸価格売却済

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斉藤真一

映画吉原炎上の原作者としても知られる斎藤真一は1922
岡山県児島郡味野町(現倉敷市児島味野)に父・斎藤藤太郎
(都山流尺八大師範)、母・益の長男として生まれる。
1935に岡山県立天城中学校に入学すると、味野から峠を
越えて天城中学まで3里半の道のりを5年間、自転車で通
学する。
2年生で陸上部に入部、秋から県大会に出場し始めるとし
ばしば入賞し、3年生で県下の駅伝大会にアンカーとして
出場し優勝、天城中学の名を高める。その実績を買われて
4年次にマラソンに誘われるが、好きな絵を優先させて断
念する。油絵具を買ってもらうと猛烈に絵に興味を抱き、
日曜日ごとに天城中学より更に2里離れた大原美術館に通
ううち、グレコ、セガンチニ、コッテに魅了される。教師
から藤田嗣治の複製画を見せられて虜になり、上野の美校
(東京美術学校)に憧れる。中学校卒業の年1940に岡山県
立天城岡山師範二部に入学、美校進学を目指し、師範学校
の2年間はデッサン室にこもり親友と受験デッサンに明け
暮れ、師範学校の2年次に東京美術学校(現東京芸術大学)
師範科を受験して合格、1942東京へ移ると、まもなく徴兵
に応召海軍に3年従軍して学籍に戻った。

1948に卒業すると、静岡市立第一中学校に職を得る。この
年第4回日展に「鶏小屋」が初入選する。翌 1949、郷里の
岡山県味野中学校に転任、萩野悦子と結婚すると退職し、
ごく短い期間、神奈川県の鵠沼に住むが岡山に戻り、岡山県
立天城高等学校の非常勤講師として1950から勤めている。
翌年、長男・裕重が生まれ、光風会第38回展入選「閑窓」を
経て1953に静岡県立伊東高等学校に着任すると創作に力を
入れ、1957、光風会第43回展に「立春の道」を出展し、プール
ヴ賞を受賞すると、次の年、パリに留学。渡航の費用は静岡
や伊東、岡山で個展を開いたり、弟・彰男、妹・昌子など親族
の援助を受けて捻出したものだった。横浜から船でマルセ
イユに渡り、イタリアまで原動機付自転車で40日かけて放
浪の旅をしたという。アカデミー・グラン・ショーミエー
ルで学び、藤田嗣治と親交を深める。

パリ留学は2年にわたり、1960に帰国、文藝春秋画廊(東京)
にて帰国後初の個展を開く。帰国に際して藤田嗣治から「日
本に帰ったら秋田や東北の良さを教えられ、自分の画風で
描きなさい。」と勧められており、斎藤は次の夏に津軽を
訪れるとねぶた祭に感動し、津軽三味線の音色に驚いたと
いう。宿の古老から瞽女のことを教えられて心を惹かれ、
年が明けると盲目の女性を描いている。初めて杉本キクエ
瞽女を訪ねるのは1964で、翌年よりおよそ10年間、休暇の
ほとんどをさいて瞽女を取材するため越後に通うきっかけ
となった。その間、「越後瞽女日記」展を文藝春秋画廊で開
き、1971には「星になった瞽女(みさお瞽女の悲しみ)」で
第14回安井賞佳作賞を受賞、18年間勤めた伊東高校を
退職、1年間水上勉「松吟庵記」(月刊誌「小原流挿花」)の挿し
絵を描いている。

越後に通っては書きためたものをまとめた著作は相次ぎ賞
を受け、「瞽女=盲目の旅芸人」(1972)が1973に第21回
日本エッセイストクラブ賞、同年、「越後瞽女日記」(1972)
はADC賞(美術出版社)に選ばれている。以後、不幸な女たち
を主たる題材として、画文集を多く刊行していく。また映画
や演劇の仕事が入り、「津軽じょんがら節」では挿入絵の制
作と考証にあたり、劇団文化座の「越後瞽女日記」でも考
証を担当した。瞽女から明治期の遊廓の女性へと題材は深
まり、母の知り合いで同郷の倉敷出身の女性が花魁だった
ことから1985には「明治吉原細見記」と「絵草子吉原炎上」を
上梓している。これら2作は五社英雄監督の映画「吉原炎上」
(東映株式会社)の原作となった。

水上勉(1971)の新聞小説の挿画以降、瀬戸内寂聴「遠い
風近い風」(1975・朝日新聞)と、やはり水上の「長い橋」
(1984・日本経済新聞)を手がけ、和田芳恵著「道祖神幕」
(1977)の挿画と装丁を手がける一方で、神沢利子の詩集
「いないいないの国」(1979)や小川洋子著「シュガータイム」
に挿画を提供した。

斎藤真一は生涯に旅を重ねたことでも知られている。海外
旅行はパリ留学に出発した1958に始まり、1970年代はイ
タリアをシチリアからトスカーナまでめぐった1ヶ月の旅
のほか、画商の見本市や個展などの機会を捉えてはほぼ毎
年ヨーロッパを訪れた。

斎藤真一年譜

1922 1月6日岡山県児島郡味野町に生まれる

   小学校の頃から時代がかった風景を題材にして
   絵を描いていた

1942 岡山師範卒業後,東京美術学校師範科に入学

1943 学徒出陣

1946 復学

1948 東京美術学校図画師範科卒業
   第4回日展に「鶏小屋」が初入選

1952 光風会第38回展に「閑窓」が入選

1953 静岡の伊東高校教師を務める(-71)

1957 光風会第43回展に「立春の道」を出品し、プー
   ルヴ賞を受賞する

1959 渡仏、自転車、バイクでヨーロッパを放浪する、
   藤田嗣治と親交を結ぶ

1960 帰国後,初の個展を開催(文藝春秋画廊)

1962 瞽女に惹かれ、盲目の女性を描く

1965 このから約10年間,越後に通い、女宿巡りをする

1970 「越後瞽女日記展」催(羽黒洞主催、文芸春秋画廊)

1971 「星になった瞽女」が第14回安井賞展佳作賞受賞
   (みさお瞽女の悲しみ)

1972 「越後瞽女日記」刊行(河原書房新社)
   「瞽女=盲目の旅芸人」刊行(日本放送協会)

1973 「瞽女・盲目の旅芸人」で第21回エッセイスト
   クラブ賞受賞
   「越後瞽女日記」でADC賞を受賞

1974 「津軽じょんがら―瞽女日記展」開催
   (羽黒洞主催、上野松坂屋)
   「津軽じょんがら―瞽女日記」刊行(大西書店)

1975 「お春瞽女物語り展」開催
   (羽黒洞主催、上野松坂屋)
   私家版「お春瞽女物語りノート」刊行
   (制作:大西祥司)
   第11回フランス賞展2席入賞

1977 「瞽女斎藤真一画集」刊行(毎日新聞社)
   カルド・マディニオン画廊にて個展開催(パリ)
   スイス、バーゼルのクンストメッセに出品
   (国際画商見本市)(-79)
   「瞽女物語」刊行(講談社)

1978 「絵日記瞽女を訪ねて」刊行(日本放送出版協会)
   アキシオム画廊主催での個展開催のため
   渡欧(ドイツ、ゲルン)
   「斎藤真一放浪記」刊行(美術出版社)

1979 「さすらい・斎藤真一展」開催(池袋西武百貨店)
   「斎藤真一作品集 1941〜1979」刊行(不忍画廊)
1980 「さすらい―斎藤真一画集」刊行(講談社)
   イタリア、スイスを旅行する
   「斎藤真一・さすらい画集原画展」(不忍画廊)

1981 岡山県総合文化センターに油彩14点を寄贈
   斎藤真一記念室開設
   ヴィクトリア美術館に作品収蔵(モントリオール)

1982 紺綬章授章受章
   「斎藤真一の世界展」開催(毎日新聞社主催)
   (阪急ナビオ美術館他にて)
   「画廊コレクションによる斎藤真一展」(不忍画廊)

1983 「一寸昔」刊行(青英社)
   ミニアチュール銅版画集「走馬灯」刊行(美術出版社)
   「風雨雪」刊行(青英社)

1994 水上勉「長い橋」の挿絵を一年間連載(日本経済新聞)

1985 「絵草紙 吉原炎上」刊行(文芸春秋)
   「明治吉原細見記」刊行(河出書房新社)
   「ぶっちんごまの女(母の記)」刊行(角川書店)
   「斎藤真一・明治吉原細見記展」開催(毎日新聞社・西武
   美術館主催、西武アートフォーラム・阪急ナビオ美術館)

1986 「明治吉原細見記展」(天満屋岡山店)
   ポルトガルを旅行する

1987 「斎藤真一放浪記」刊行(美術出版社)
   「明治の吉原とその女たち-斎藤真一展」開催
   (日本橋高島屋)
   「治吉原細見記」「吉原炎上」が五社英雄監督で映画
   「吉原炎上」として上映

1989 「大正ロマンと昭和ロマン竹久夢ニと斎藤真一」展開催
   (阪急ナビオ美術館・毎日新聞社主催)

1990 第7回洋画常設特別陳列「斎藤真一展」開催
   (岡山県立美術館)

1991 「昭和の美術」第6巻(毎日新聞社)に「現代の孤独」
   が選ばれる
   倉敷市立美術館において「第4回郷土作家展斎藤真一」開催

1992 「哀愁の街角ポルトガル斎藤真一新作小品展」開催(不忍画廊)

1993 山形県天童市に出羽桜美術館分館斎藤真一心の美術館
   が開館
   「斎藤真一展」館同時開催(天童市美術館、出羽桜美術館
   、斎藤真一心の美術館)

1994 逝去 享年71歳
   「斎藤真一遺作展」開催(不忍画廊)(以降毎年開催)

1995 「斎藤真一の世界-想い出の伊東展」開催
   (池田20世紀美術館)

1997 劇団文化座により「越後瞽女日記・瞽女さ、きてくんない」
   が再公演される
   「斎藤真一が描く、高田瞽女 越後瞽女日記展」開催
   (上越市立総合博物館)

1998 TIAFにて「斎藤真一秀作展」(不忍画廊ブース)

1999 「失われし心への旅 斎藤真一展」開催
   (東京ステーションギャラリー)

2003 「出羽桜美術館コレクションによる斎藤真一名作展」開催
   (リアス・アーク美術館)
   「斎藤真一さすらい展―なつかしき故里をもとめて」
   (岡山県立美術館)
   「越後の瞽女を描く 木下晋 斎藤真一展」(新津市美術館)

2004 「瞽女の境涯を描く-斎藤真一展」(滑川市博物館)

褒章・受賞歴
1948 第4回日展に初入選。「鶏小屋」
1951 光風会第38回展入選。「閑窓」
1957 光風会第43回展プールヴ賞。「立春の道」
1973 第21回日本エッセイストクラブ賞「瞽女・盲目の旅芸人」
   (1972)
   美術出版社ADC賞「越後瞽女日記」(1972)
1982 紺綬褒章受章

収蔵先
長年、画家を支えた仲野清次郎は山形県天童市に財団法人
出羽桜美術館分館・斎藤真一心の美術館を開設した
岡山県立美術館
刈谷市美術館
知足美術館
出羽桜美術館分館・斎藤真一心の美術館
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