東大寺大仏殿は、奈良県奈良市の東大寺にある仏堂。 「奈良の大仏」として知られる東大寺の本尊を安置している。 創建から2度にわたって焼失、鎌倉と江戸時代に再建された。 江戸期には柱とする材が調達できず、芯となる槻(つき)を檜板で 囲い、鉄釘と銅輪で締めて柱とした。 創建時に11間(86m)あったが江戸期の再建では7間(57m)となった。 世界最大の木造軸組建築であるが、更に大きかった往時の壮大さが窺える。 現在の建物は1691年(元禄4年)に完成、1709年(宝永6年)に落慶し たもので、日本の国宝に指定されている。 毎年、大晦日から元旦に正面唐破風下の観相窓が開かれ、大仏尊像の お顔を外から拝しながら新年を迎えることができる。 |